
ベトナム語を勉強していると、最初の頃に多くの人が苦戦するのが「類別詞(るいべつし)」です。
私もオンラインレッスンを始めた頃、先生から類別詞を習いました。
日本語でも「1本のペン」「1枚の紙」「1匹の犬」のように数え方がありますが、ベトナム語にも同じような表現があります。
その授業の中で出てきたのが「水牛」でした。
ところが、私にとって印象に残ったのは類別詞よりも先生の話でした。
先生が笑いながら、
「私が小さい頃は水牛の背中によく乗っていたよ」
と言ったのです。
さらに見せてもらった写真には、水牛の背中にまたがる子どもの姿が写っていました。
私は思わず、
「えっ!怖くないんですか?」
と聞いてしまいました。
すると先生は、
「水牛はおとなしいし、人にも慣れているよ」
と答えてくれました。
日本で暮らしている私には、とても新鮮な話でした。
今回は、ベトナムの水牛と農村の暮らし、そしてベトナム語の類別詞について紹介したいと思います。
ベトナム語の類別詞とは?
ベトナム語には、名詞を数える時に使う「類別詞」があります。
例えば、
- con(動物)
- cái(物)
- người(人)
などです。
水牛は動物なので、
một con trâu
(モッ コン チャウ)
と言います。
意味は、
「1頭の水牛」
です。
犬なら
- một con chó
猫なら
- một con mèo
になります。
日本語の「匹」や「頭」と少し似ています。
私は最初、
「なぜこんなものを覚えなければいけないの?」
と思いました。
しかし勉強を続けていると、ベトナム語ではとても大切な表現だと分かってきました。
関連記事
58歳の私の毎週日曜日。ベトナム語と交流会が生活の一部になった話 | 58歳からの再出発ノート
ベトナムでは水牛は身近な存在だった

先生の話によると、昔のベトナムの農村では水牛はとても身近な存在だったそうです。
日本でいうと、
- トラクター
- 軽トラック
- 農業機械
のような役割をしていました。
田んぼを耕したり、
荷物を運んだり、
農作業を手伝ったり。
まさに農家の大切なパートナーだったのです。
日本でも昔は牛や馬が農業を支えていましたが、今ではほとんど見かけません。
ベトナムでも近年は機械化が進み、水牛の数は減ってきているそうです。
それでも農村部では今でも見ることができる地域があります。
子どもが水牛に乗る?

先生から見せてもらった写真には、
子どもが水牛の背中に乗っている様子が写っていました。
私は最初、
「落ちたりしないの?」
「暴れたりしないの?」
と思いました。
しかし先生によると、
水牛は非常に穏やかな性格で、人にも慣れているそうです。
もちろん個体差はありますが、昔から人と一緒に生活してきたため、家族のような存在だったと言います。
ベトナムの絵や写真を見ると、
田んぼの中で草を食べる水牛や、
背中に乗る子どもの姿を見かけることがあります。
私にはまるで昔話の世界のように感じました。
ベトナムの教科書にも出てくる水牛

実は水牛はベトナム文化の象徴の一つでもあります。
ベトナム語を勉強していると、
教材や絵本にもよく登場します。
先生によると、
ベトナム人にとって水牛は
「勤勉さ」
「農業」
「故郷」
を連想させる存在だそうです。
日本人にとっての田んぼや富士山のような存在なのかもしれません。
今は減っている水牛
ベトナムでも経済発展が進み、
農業機械が普及しています。
トラクターや耕運機を使う農家も増えています。
そのため昔に比べると水牛の姿は少なくなったそうです。
先生も、
「昔はもっとたくさんいたよ」
と話していました。
時代の変化とともに風景も変わっているのですね。
それでも水牛はベトナム人の心の中に残る大切な存在です。
私が感じたベトナムの面白さ
ベトナム語を勉強していると、
単語や文法だけでなく、
その国の文化や暮らしも知ることができます。
今回の類別詞の授業も、
最初は単なる文法だと思っていました。
しかし、
「水牛」
という単語から、
先生の子ども時代の話、
農村の暮らし、
ベトナム文化まで知ることができました。
これがオンラインレッスンの面白いところです。
教科書だけでは学べない話がたくさんあります。
まとめ
ベトナム語の類別詞を勉強していた時に出てきた「水牛」。
最初は単なる単語の一つでした。
しかし先生から、
「小さい頃は水牛に乗っていた」
という話を聞いて驚きました。
日本ではなかなか想像できない光景ですが、ベトナムの農村では昔から身近な存在だったそうです。
今では数が減っているものの、水牛はベトナムの農業や文化を支えてきた大切な動物です。
ベトナム語の勉強を通じて、こうした文化や暮らしを知ることができるのは本当に楽しいですね。
私はこれからもベトナム語を学びながら、先生や交流会で出会ったベトナム人から、たくさんの話を聞いていきたいと思います。
関連記事


コメント