「ベトナムのホイアンやダナンは洪水が多いって本当?」
「大きな洪水があったけれど、今は旅行できるの?」
「ベトナム中部へ行くなら、どの季節に注意すればいい?」
ベトナム旅行を考えている人の中には、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
日本でも毎年のように台風や豪雨による被害が発生します。ニュースで川の氾濫や道路の冠水を見ると、自然災害の怖さを改めて感じます。
実はベトナムも台風や洪水の被害を受けやすい国です。
特にホイアン・ダナン・フエがあるベトナム中部では、2025年10月末から記録的な豪雨による大規模な洪水が発生しました。
私はオンラインでベトナム語を勉強しているのですが、先生との会話を通じてベトナムの町や文化について教えてもらう機会があります。
ホイアンやダナンについて調べるうちに、美しい観光地としての姿だけでなく、台風や洪水と向き合って暮らしている人々のことも知りました。
この記事では、
- なぜベトナム中部では洪水が起こるのか
- 2025年の洪水では何が起きたのか
- ホイアン・ダナン・フエは現在どうなっているのか
- 旅行するならどの季節に注意したらいいのか
を、初めてベトナムを訪れる人にも分かりやすく紹介します。
2025年、ホイアン・ダナン・フエを大洪水が襲った
2025年10月末、ベトナム中部では非常に激しい雨が続きました。
ホイアン、ダナン、フエなどでは川の水位が上昇し、住宅や道路、観光地が広い範囲で浸水しました。
特に驚くのが雨の量です。
フエ周辺では24時間で1,000ミリを超える記録的な雨が観測された場所もありました。
1年間の雨ではありません。
わずか1日ほどの間に、それほど大量の雨が降ったというのです。
ホイアンではトゥボン川やホアイ川周辺が大きな影響を受け、美しい旧市街も水につかりました。
普段なら観光客が歩いている道路を茶色い水が覆い、人々が水の中を歩いたり、場所によっては小舟を使って移動したりする状況になりました。
なぜホイアンでは洪水が起こりやすい?
「世界遺産の観光地なのに、どうして何度も洪水になるの?」
私も最初は疑問に思いました。
ホイアンは川に近く、海からもそれほど離れていません。
そのため上流で大量の雨が降って川の水位が上昇すると、旧市街周辺まで水が入りやすくなります。
さらにベトナム中部では秋ごろに台風や熱帯低気圧、季節風などの影響を受け、大雨になることがあります。
洪水は2025年だけの特別な出来事ではなく、この地域で昔から繰り返されてきた自然災害の一つなのです。
ホイアンではランタンの町も水につかった

ホイアンといえば、黄色い建物と色鮮やかなランタンを思い浮かべる人が多いでしょう。
夜になるとランタンの光が川に映り、本当に美しい町です。
ところが2025年の洪水では、その旧市街にも大量の水が入りました。
家や店舗が浸水し、ランタンや土産物などの商品が被害を受けた店もありました。
洪水の水が引き始めると、今度は泥との戦いです。
住民たちは家や店から泥をかき出し、濡れてしまった家具や商品を片付けました。
観光地の華やかな姿だけを見ていると気付きませんが、その裏側には町を元に戻そうと努力する多くの人がいました。
ダナンでも住宅や道路が冠水

ホイアンから近いダナンも大きな影響を受けました。
ダナンは美しいビーチやドラゴンブリッジで知られるベトナム中部最大級の都市です。
普段はバイクや自動車がたくさん走っている近代的な町ですが、大雨によって道路や住宅地が冠水しました。
道路が川のようになれば、当然バイクや車では移動できません。
日本でも台風のニュースで冠水した道路を見ることがありますが、ベトナムでも同じような状況が起こります。
旅行者にとっても、道路の冠水はホテルから空港への移動や観光予定に大きく影響します。
世界遺産の町フエも大きな被害を受けた

フエは、かつてベトナム最後の王朝である阮朝の都が置かれていた歴史ある町です。
有名なのがフエ王宮です。
ところが2025年の豪雨ではフエでも深刻な浸水が発生しました。
フォン川の水位が上昇し、市内の広い範囲が水につかりました。
歴史的な建物が多い町だけに、洪水から文化財を守ることも重要になります。
美しい世界遺産の町にも、このような自然災害の一面があることを知っておく必要があります。
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洪水の後、住民たちはすぐ復旧作業を始めた

洪水の写真を見ると、
「この町、本当に元に戻るのかな?」
と思ってしまいます。
しかし、水が引き始めると住民や行政などによる復旧作業が始まりました。
道路に残った泥を掃き出す。
水につかった家具を運び出す。
店舗を洗う。
壊れたものを修理する。
一つひとつ片付けながら町を元の状態へ戻していきます。
特に観光業が重要なホイアンでは、観光客を再び迎えられるよう、旧市街の清掃や観光施設の復旧が急ピッチで進められました。
私が復旧作業をしている人たちの姿を見て感じたのは、町は建物だけでできているのではないということです。
そこに住む人たちがいるからこそ、町は何度でも立ち上がれるのだと思います。
2026年現在、ホイアン・ダナン・フエへ旅行できる?
ここが旅行を考えている人にとって一番気になるところでしょう。
結論から言えば、2025年の洪水があったからといって、現在も町全体が洪水被害を受けたままというわけではありません。
ホイアンでは洪水後すぐに清掃や復旧が進み、旧市街や主要観光施設が再び観光客を受け入れられる状態へ戻りました。
現在はランタンの町らしい美しい景色を見ることができます。
ダナンでも観光客がビーチを歩いたり、ドラゴンブリッジなどを訪れたりできます。
フエでも歴史的な観光地を巡ることができます。
「2025年に大洪水があったから、2026年も旅行できない」と考える必要はありません。
ただし、旅行直前には最新の天気や現地情報を確認することが大切です。
ベトナム中部へ旅行するなら雨季に注意
では、ホイアン・ダナン・フエへ旅行するとき、何に注意すればいいのでしょうか。
特に意識しておきたいのが9月から11月ごろです。
ベトナム中部では、この時期に台風や大雨の影響を受けやすくなります。
もちろん、この期間に旅行できないという意味ではありません。
天気が良く普通に観光できる日もあります。
ただし雨季に旅行する場合は、
「昨日まで晴れていたから大丈夫」
と考えず、毎日天気予報を確認した方が安心です。
大雨や台風が予想されている場合は、川沿いや海岸へ無理に近づかず、ホテルや現地の案内に従いましょう。
特にバイクでの移動では冠水した道路に入らないことが重要です。
見た目では水深が分からず、道路が壊れている可能性もあります。
日本人だからこそ分かる台風の怖さ
日本も毎年のように台風がやって来ます。
強風で屋根が飛んだり、大雨で川が氾濫したり、土砂崩れが起きたりします。
「自分の町は大丈夫やろう」
と思っていても、自然災害はいつ起こるか分かりません。
その意味では、日本とベトナムは遠く離れていても共通する部分があります。
日本では地震への備えも必要ですが、ベトナム中部では台風や洪水への備えが生活の中で重要になります。
ベトナムについて勉強することは、観光名所や料理を知ることだけではありません。
現地の人がどんな自然環境の中で生活しているのかを知ることも、異文化を理解する一つだと思います。
まとめ|洪水を知ったうえで、安全にベトナム中部を楽しみたい

2025年、ホイアン・ダナン・フエを含むベトナム中部では、記録的な豪雨による大規模な洪水が発生しました。
美しい旧市街や道路、住宅などが水につかり、多くの人の生活に影響が出ました。
しかし洪水が引いた後、住民たちは泥をかき出し、店を掃除し、町を再び観光客が訪れられる場所へ戻していきました。
現在はホイアン・ダナン・フエの主要観光地も復旧しています。
ですから、
「洪水があったからベトナム中部は怖い」
で終わらせる必要はないと思います。
大切なのは、洪水が起こりやすい季節を知り、旅行前に最新の天気を確認し、危険なときには無理をしないことです。
私はベトナム語を勉強する中で、美しい観光地だけでなく、そこで暮らす人たちの生活についても知るようになりました。
ランタンが輝くホイアン。
美しい海とドラゴンブリッジがあるダナン。
長い歴史を感じられるフエ。
洪水を乗り越えた町をいつか自分の目で見て、その土地で暮らす人たちの話も聞いてみたいと思っています。
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