ベトナム語を勉強していて、「anh・chị・emの使い分けが難しい」と感じたことはありませんか?
私もベトナム語を学び始めたころは、
「この人はanh?それともem?」
と迷うことがよくありました。
基本的には相手の年齢や性別によって呼び方が変わるのですが、先日のオンラインレッスンで先生から、さらに面白い話を聞きました。
それが**「恋人同士になると、年齢とは違う呼び方をすることがある」**という話です。
特に驚いたのが、女性が年上、男性が年下のカップルです。
普通なら年上女性を「chị」、年下男性を「em」と呼びます。
ところが恋人同士になると、年下の男性が「anh」、年上の女性が「em」になることがあるそうです。
「年下なのにanhになるの?」
私は先生の話を聞いて驚きました。
この記事では、ベトナム語を勉強している人が迷いやすい「anh・chị・em」の基本から、恋人同士になったときの呼び方まで、オンラインレッスンで教えてもらった内容を交えながら分かりやすく紹介します。
ベトナム語の「anh・chị・em」が難しいのはなぜ?
日本語では、相手に話しかけるとき「〇〇さん」と名前で呼ぶことができます。
ところがベトナム語では、相手との年齢差や関係によって呼び方が変わります。
代表的なのが次の3つです。
- anh(アイン):自分より年上の男性など
- chị(チ):自分より年上の女性など
- em(エム):自分より年下の相手など
たとえば自分より少し年上の男性なら「anh」、年上の女性なら「chị」、年下なら男女とも「em」が基本的な使い方になります。
ただし、ベトナム語の人称表現は実際にはもっと複雑です。
相手との年齢差や親しさ、家族関係などによってさまざまな言葉が使われるため、上の3つだけですべて説明できるわけではありません。
初心者のうちは、まず「年齢や関係によって呼び方が変わる言語なんだ」と理解しておくと分かりやすいと思います。
年上女性と年下男性ならどう呼ぶ?

ここからが今回、私がオンラインレッスンで先生に教えてもらって面白いと思った部分です。
たとえば、
女性30歳・男性25歳
の2人がいるとします。
まだ普通の友人関係であれば、女性のほうが年上です。
そのため、女性から年下男性に対しては「em」、男性から年上女性に対しては「chị」と呼ぶのが自然です。
つまり、
年上女性 → 年下男性:「em」
年下男性 → 年上女性:「chị」
という関係になります。
ここまでは年齢を基準に考えれば、それほど難しくありません。
ところが2人が恋人になった場合、呼び方が変わることがあるそうです。
恋人になると年下男性が「anh」になる?
先生から聞いて驚いたのがここです。
女性のほうが年上であっても、恋人同士になると男性を「anh」、女性を「em」と呼ぶカップルがいるそうです。
先ほどの例なら、
女性30歳・男性25歳でも、
女性 → 男性:「anh」
男性 → 女性:「em」
という呼び方になることがあります。
私は最初、
「男性のほうが年下なのにanhになるの?」
と思いました。
ベトナム語を「年上=anh・chị、年下=em」と覚えていると、確かに不思議に感じます。
しかし恋愛関係では、単純な実年齢だけではなく、2人の関係性を表す呼び方として「anh・em」が使われることがあると考えると理解しやすくなります。
言葉を勉強しているだけでは、なかなか気づけない文化の違いだと思いました。
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「anh yêu em」という言葉も理解しやすくなる
ベトナム語の恋愛表現を見ていると、
Anh yêu em.
という言葉を目にすることがあります。
「僕は君を愛している」といった意味で紹介されることが多い表現です。
ここでも男性側が「anh」、女性側が「em」となっています。
逆に女性から男性に気持ちを伝える場合は、
Em yêu anh.
という形になります。
もちろん実際の会話では年齢やカップルごとの関係によって使い方は変わりますが、「恋人同士ではanh・emという組み合わせが使われることがある」と知っていると、恋愛表現も理解しやすくなります。
単語だけ暗記するより、「なぜこの呼び方になるのだろう?」と文化まで一緒に考えると、ベトナム語の勉強が面白くなります。
すべてのベトナム人カップルが同じ呼び方ではない
ここは注意したいところです。
「ベトナムでは恋人になったら、必ず男性がanh、女性がemになる」
という意味ではありません。
年齢差や本人たちの関係、地域、世代、親しさなどによって呼び方は変わることがあります。
特にベトナム語は、人との関係によって人称表現が変化する言語です。
そのため、「この場合は絶対にこれ」と丸暗記するより、
基本的な使い方を覚えたうえで、実際にベトナム人がどのように使っているのかを聞いてみる
ことが大切だと私は感じています。
私もオンラインレッスンの先生から今回の話を聞かなければ、「年下男性がanhになることもある」という発想はなかったと思います。
なぜベトナム人は年齢を聞くことがあるの?
ベトナム人と話していると、日本人からすると「年齢を聞くのが早いな」と感じることがあるかもしれません。
しかし、ベトナム語では年齢によって相手の呼び方が変わるため、年齢を知ることには言葉の上でも意味があります。
日本では初対面の相手にいきなり年齢を聞くと、「失礼では?」と思われることがありますよね。
ところがベトナム語では、
「相手をどう呼べばいいのか」
を判断するために、年齢が重要になる場面があります。
こうした背景を知らないと、「どうして年齢を聞くの?」と思ってしまいます。
逆に文化を知っていれば、「呼び方を決めるためなのかな」と理解できるようになります。
ベトナム語は単語だけでは分からないから面白い
私は56歳からベトナム語の勉強を始めました。
オンラインレッスンを続けていると、教科書の単語や文法だけでは分からないことを先生から教えてもらうことがあります。
今回の恋人同士の呼び方もその一つでした。
最初は、
anh=年上男性
chị=年上女性
em=年下
と覚えればいいと思っていました。
ところが実際には、人間関係によって呼び方が変わることがあります。
恋人になれば、それまで「chị・em」だった2人が「anh・em」という関係になる場合もある。
言葉が変わると、2人の関係まで変わったように感じるのが面白いところです。
こうした話を聞くたびに、語学を学ぶということは、単語を覚えるだけではなく、その国の人たちの考え方や文化を知ることでもあるのだと感じます。
まとめ|「anh・chị・em」は年齢だけで判断しない
ベトナム語の呼び方は、日本人の学習者にとって最初は少し複雑です。
基本的には、自分より年上の男性には「anh」、年上の女性には「chị」、年下の相手には「em」などを使います。
しかし、今回オンラインレッスンの先生から教えてもらったように、恋愛関係になると実際の年齢とは違った「anh・em」の呼び方をすることもあります。
年上女性と年下男性だからといって、必ず「chị・em」のままとは限らないのです。
もしベトナム人の恋人や友人ができて、「私は相手をanhと呼べばいいの?それともem?」と迷ったら、無理に自分だけで判断する必要はありません。
「どう呼べば自然?」と本人に聞いてみるのが一番確実です。
私自身、ベトナム語を勉強していて分からないことが出てきたとき、先生やベトナム人の方に直接聞くことで、「教科書には載っていないベトナム」を知ることができました。
ベトナム語は難しいところもありますが、こうした文化の違いを知ると、また一つ勉強する楽しみが増えます。
「anh・chị・emがややこしい」と感じている人も、すべてを一度に覚えようとせず、実際の人間関係とセットで少しずつ覚えていくと分かりやすいですよ。
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